リモートの部下は、見ようとするほど見えなくなる
リモートワークでは、部下の困りごとや不調の兆しを以前のようには拾えず、「見える化」を進めるほど、部下は情報を隠すようになる。見える化は強制と受け取られやすく、強制は隠匿を生む。同じ空間で自然に入っていた情報が失われた以上、「管理職は見て気づく」という前提そのものを変える必要がある。本稿は「兆しと振る舞いのマネジメント」を提示する。管理職が先に自分を開く振る舞い(情報のオープン化、部下への相談、雑談の話題振りと自己開示)によって、部下の反応として兆しが現れる環境を設計する。読み終えたとき、読者は「見る仕組みを足す」発想から、「開く振る舞いを先に変える」発想へ移ることができる。